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紀州産カリカリ梅のタルタルチキンバーガー

2017年2月8日付けの日本農業新聞の記事です。

紀州産カリカリ梅を使った
タルタルチキンバーガーを高校三年生女子三人組が
開発しました。これがなんとファミマで販売されるんですと。
商売になるじゃんっ、「JKビジネス」。
もう20年ほど前の事ですが和歌山で開かれた
全国梅サミット、梅料理コンテストの審査委員長を
仰せつかって応募されたたくさんの梅料理に目を通したことがあります。
その時の梅料理って大きく分けて
田舎のおばちゃんが昔からやってたような物と
無理やり洋風、または最近の流行スイーツに迎合したような
奇をてらったものの二種類ばかりで
正直言って「当該料理…無し」状態。
それじゃ~困る!ってんで無理やり入選作を決める羽目になったような次第でした。
あれから約20年、時代は変わりましたね。
カリカリ梅って細かく刻むとトッピング具材として
実に存在感が出てきます
あたしゃ普通の梅干を擂り潰して宮崎名物チキンバーガーの
味付けに使っていましたがカリカリ梅のトッピングの方が
存在感有り!ですね
・・・・・・・・・・・・・・
 梅干を使った洋風料理

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お惣菜向きの洋食と支那料理三百種(1939(昭和14)年、『主婦之友』四月号附録)より
76年前にもこんな「梅干料理」があったんだ!

農業女子婚活イベント

日本農業新聞2017年2月4日付

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♪婿にぃ~こないか~
農業新聞ならではの記事です
「農家に嫁が来ない……」だけではないのだ
農業女子に婿が来ないのも現実なんですね
最近の農業女子はファッショナブルだし
経営力も実にスゴイ!
「農業、興味あるけど、経験ないしぃ……」と
うじうじしてるのが「男」
度胸一つでおっぱじめるのが「女」
なのかもしれません
3月18日、定員は男女各10名だそうです
・・・・・・・・・・・・・・
最近の記事を読んでると農業女子の勢いに
驚かされます。
大学時代に知った秋田のマタギにあこがれて
卒業後、マタギに弟子入りした女子もいた
じみ~な野良着をやめてピンクや花柄の
ウェアで畑に出る女子も……。

(参考)日本農業新聞2016年9月19日付
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(参考)日本農業新聞2017年1月12日付

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焼き芋屋さんが熱い!

日本農業新聞1月24日付
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1月24日付けの記事です。
お断りしておかなきゃなりませんが
この焼き芋屋さんは期間限定で
1月29日までだそうです。
最近の焼き芋ってスイーツ並みに
甘くなってきましたがその理由はなんだか
ご存知でしょうか?
イモ自体の品種改良は勿論ですが
① 収穫後のキュアリングという保存方法
② イモのでんぷんを糖化する方法の進化
の二点が挙げられます

キュアリングって…なに?
収穫した薩摩芋を1~2か月間高温高湿度の部屋で
保存した後、普通の保存庫に移します
こうしますとイモの糖分が増え、
冬場の保存性もよくなるそうです
これがキュアリング処理で米国では
大正時代から行われていたそうです
たとえばJA行方のさつま芋などは
キュアリングしたものだそうですが
八百屋さんでは「キュアリング済」とか
表示していませんよね

イモをより甘く=糖化する方法
生のさつま芋をただ食べられるようにするだけなら
電子レンジでチーン…でOK
しかしこれでは糖化はあまり進みません
「石焼き芋」とか「素焼きの壺焼き芋」の場合は
石や素焼き壺の持つ「遠赤外線」効果で糖化が進むんですと
 このような「甘くする技術」を家庭で行うには・・・
① 焼くか蒸したさつま芋を半日くらい保温状態にする
これは炊飯器の保温機能を利用してもできます
② 輪切りにしてフライパンに並べ、蓋をして超低温で30分くらい
焦げないように焼き、蓋をしたまま一晩放置
翌日、再び超弱火で温める程度焼く
この焼き方でびっくりするほど甘くなりますの💛

壺焼きいもの資料映像です
『主婦之友』1931(昭和6)年2月号に載っていた
「女手でできる食物商売」から切り取りました
中国製素焼きの壺で底に炭火が入っています
この壺の中に針金にひっかけたさつま芋を
吊るして焼いていたんですと
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鳥インフル、中国で死者

日本農業新聞1月22日付
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鳥インフルエンザ、日本でも新潟、宮崎、北海道などの養鶏場で
発生したため、何十万羽もの鶏が殺処分されたニュース、
記憶に新しいですね
この鳥インフルエンザって渡り鳥によって
海外からも侵入してきますから
外国の情報にも気を付けておかないとイケナイ
おとなりの韓国では毎年のように鳥インフルエンザが発生
してるし、中国でも発生してます
気を付けなきゃならないのは中国が発表した
「ヒトが感染して死者が出ている」
という事ではないでしょか?
日本ではまだ
「ヒトには感染しないようだ」の
領域を出ておりませんが
中国ではすでに「死者が出た」なんですね
なーんでヒトにまで感染したんだろ
理由はいくつか推測できるでしょうがその一つに
「非衛生的な屠畜方法」が挙げられております
鳥にしても牛や豚でも日本では衛生管理の厳しい
屠畜場以外での屠畜解体⇒流通販売は認められておりません
(販売です。個人で勝手に獲って食べる事ではありません)
しかし中国では生きたままの鳥を市民が購入して自分ちで
自分の好きなように解体⇒調理しているようです
こういう現状が鳥インフルエンザがヒトへ感染する原因の
一つになってるのかもしれません
この記事の「ヒトへの感染数、死亡数」も
報道規制の厳しい中国で表面化した数字ですから
実際のところは???
・・・・・・・・・・・・・・・
鳥インフルエンザ騒動から何を学ぶべきなのか?
わたし思うに、「自然、天然、昔ながらの」信仰の危険性ではないか?という事です
ヒトの都合で作られる畜産物には薬剤やホルモン剤が使われることもあるから
昔ながらの天然の猪や渡り鳥を狩猟で獲って食べるのが
ヒトとして自然である・・・という考え方は基本的には
正しいと思いますが、同時に危険性(感染症や寄生虫等)=リスクも背負わなけりゃ
ならないことも納得しておくべきでしょね
鳥獣害を減らすためには猪や鹿などを獲って食べる、
欧州で云うところのジビエ文化の導入が必要では?と
言われだしています
出来る事ならそうしたい
しかし、鳥インフルエンザみたいな病気も有れば
寄生虫のリスクも有る
野生動物を獲って安全に食べる為には
殺してから数時間以内に血抜きや解体、消毒、冷蔵等の
処理をしなけりゃなりません
しかしそんな事ができる技術、施設、流通方法が
フツーありますか?
素人が動物を屠殺から解体、調理まで
衛生的にできるとはとうてい思えない
でもそれがフツーに行われているのが
この記事ではないでしょか
 鳥インフルエンザ問題は
ジビエとも大いに関係しているんですね
次回、ジビエについて。



「農業カフェ」はじめませんか

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日本農業新聞2017年1月15日付

「農業カフェ」はじめませんか

というタイトルが目につきました
その記事の真上には
チョイとまじめなタイトルが……
「持続可能な暮らし再評価」
21世紀の豊かさ…という内容のシンポジウムが都内で開かれた
という記事です
 このような
「環境問題」や
「田舎暮らし、Iターン、Uターン」などに
関心のある人にとっては
興味あるセミナーなどが農業新聞には
よく掲載されています
たとえば……
「山羊サミット」とか
「甘藷シンポジウム」とか
一般紙ではあまり取り上げないような
しかし、食、エコ、農業、田舎 etc
関係の記事が結構ある
ただしっ!情報を得る為に参加するんだ!という
意思をしっかり持って参加しましょうね
別に主催者が利益目的で……とか言ってるんじゃないけど
主催する側は自分たちのアピールを知ってほしくて
行うものですから、「いい事ばかりに触れる」?のは
当然ですね
セミナーやシンポジウムに行けば
これまで知らなかった色々な事を知る事ができ、
いい勉強になる事は間違いありませんが
それらの知識を
「役に立つデータの一つ」として
自分の考えとすり合わせたり判断材料の一つにするような
用心深さも必要でしょ
昨今取り上げられてる貧困、格差、環境、食糧、
等の問題を自分で考え、自分の答えを出すための
知識、情報源として農業新聞は
面白い……と30年間、毎月2550円払って
読んでいるおいさんは思うのです